伊勢神宮に行く列車
近鉄電車
名古屋から伊勢方面に行くのに近鉄電車は絶対に欠かせない存在です。
JR東海の「快速みえ」で行く人もいるとは思うのですが、新幹線でそのままJRを利用する人や鉄道に詳しい人が利用するのが大半だと思います。
そう言えば、「笑っていいとも!」で「タモリさん」が三重県津市に行くときに「ワイドビュー南紀」で行かれたそうで、その時の車内はガラガラだったと仰っていたと記憶しているのですが、間違いだったらごめんなさい。
それくらい鉄道で名古屋から伊勢方面に行くのに欠かせないのが近鉄電車なのです。
皇族も伊勢方面へ行くのに利用するのは近鉄電車です、天皇が伊勢参拝の時に近鉄特急で行かれる映像を見られた方も多いでしょう。
JR東海管轄の参宮線の参宮は、伊勢神宮に参拝するという意味を含みますが、それを思うと少し残念な気になりますが、非電化単線で大雨が降ったら止まってしまう可能性が高い路線では仕方がないでしょう。
東京から東海道線で関西本線、参宮線を経由して参拝していた時代とはちがって、新幹線で名古屋駅まで来て乗り換えるのだから近鉄に乗ろうとJRに乗ろうと問題はないのでしょう。
そのお召し列車にふさわしい列車も2013年に近鉄はデビューさせました。
お召し列車ではなく、伊勢志摩への旅をエスコートしてくれる華麗な列車と感じる列車です。
色使いは爽やかな感じですね、しまかぜというだけあって海の風をイメージする海の青と白い砂浜を勝手に私はイメージしています。
でもこの青がもう少し別の色でも良かったのではないかと感じます。
やっぱり海の輝きを反映したメタリックブルーがいいと思うのです。
このブルーでいって欲しかった。
だって名古屋-大阪間の名阪特急「ひのとり」は、こんなにかっこいいメタリックレッドなのだから
特に近鉄電車は海沿いを走る区間が少なく山間部や都市部を走るので、「しまかぜ」は「ひのとり」のような人目を引くメタリックを使ってほしかった。
車内の内装について
名阪特急「ひのとり」のような大都市間を結ぶ列車はモダンなデザインでいいのでしょうけれど、伊勢神宮や賢島を結ぶ観光列車の「しまかぜ」はナチュラルなデザインでいって欲しかった。
こればっかりは近鉄さんの考え方なので、なんのかんのと言えることではなのですが、列車の内装が車やオフィス、家と似たような空間では自動車で伊勢に行ける圏内に住む私は車を選択したくなります。
「しまかぜ」はビジネス特急ではないので、観光に特化した車両にを期待したのですが、御影石くらいだけでしょうか目ぼしいものが他にない。
やはり伊勢神宮に行く列車ならば、ヒノキの一つくらい使って欲しい、肘掛けがヒノキだったらなぁと思うのですが同意してくれる人はいるのでしょうか?
伊勢神宮本殿の神明造りで用いられているヒノキを使わないなんて、どこに行く列車なのとあえて厳しく言いたい!
木材を使った列車の前例がないわけではないので、そんなにハードルは高くないでしょう。
近畿や東海に住む人はJR九州の列車を知らない人は多いので、伊勢に行く列車に木を使ったら、さぞや話題になったはずなのにもったいない。
伊勢神宮の参道のおはらい町・おかげ横丁っていうのは、いかにも昔の江戸期の街を想像させるのだから、列車もそれなりの趣を持ったものなら私も利用したいと思ったのですが、本当に残念です。
ですが「しまかぜ」の魅力はプレミアムシートだけではなく個室や食事が食べられるということもあるので、その点では楽しめる列車でいいですね。
せっかく「しまかぜ」の顔は鳥居みたいな形しているんだから鳥居にしてしまえば、伊勢神宮に行く列車としてカッコいいのになぁと、描いてみたのですが、なかなかうまくいかないものです。