JR九州
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フェリーで旅する九州

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阪九フェリー

愛知県からフェリー旅というと名古屋港から仙台・北海道が思い浮かびますが、私は仙台・北海道よりも九州に行きたい!

九州に行くフェリーは、たくさんあります。

でもその全ては大阪・神戸から出ていて、悲しいことに名古屋からは1隻出ていません。

なので九州に行く前に大阪か神戸にいかなくてはなりません!

大阪か神戸に行くことは決定したので、次はフェリーの空室状況を見ながらどのフェリーに乗るのかを考えました。

空室状況から今回は、神戸発-新門司行き阪九フェリーを選びました。

阪九フェリーは、神戸港から出ているので愛知県から行くには当然ながら新幹線か近鉄を使って関西にいかなければなりません。

ひのとり

今回は時間に余裕があったので、近鉄名古屋駅を15時00分に発車する「ひのとり」を使って大阪難波駅まで向かいます。

ですが、これは金曜日と土曜日だけ間に合うスケジュールなのでご注意ください。

日曜日~木曜日の阪九フェリー神戸港発に間に合うためには、14時00分に名古屋駅をでる「ひのとり」に乗らなければなりません。

もちろん名古屋から新幹線で行く方法もあるのですが

新幹線もちょっとやそっとで遅延や運休などしませんが、近鉄の安心感は三重県民には絶対なので、その安定感がある鉄板の近鉄で行くことにしました。

「ひのとり」にはプレミアムシートもありますが、今回はレギュラーシートを利用しました。

というのも「ひのとり」のプレミアムシートは大人気で、金曜日だと言うのに殆どの席が埋まっていました。

ですが、レギュラーシートは空席が多くて逆に快適だと思ったのがレギュラーシートを利用した理由です。

プレミアムシートは電動リクライニングで、フットレストが付いていて本革仕様で、とても立地な気分になります。

レギュラーシートもプレミアムシートには及びませんが、モケットは革よりも馴染みがあるし、リクライニングした時におしり部分の座面が沈み込んで、斜めに傾斜するので座面の端部分がプチフットレスになっていてとてもいいシートでした。

「ひのとり」は17時05分に大阪難波に着くので、すぐに連絡する阪神なんば線の17時15発の三宮行き快速急行に乗って、魚崎に17時43分に到着して降車後、同じホームで特急を待ち

17時48分発の特急で17時50分に御影駅に着きました。

阪九フェリー

阪九フェリーWebサイトにある地図を頼りに連絡バスのバス停へ

私が阪神御影駅にきたのは、ちゃんとした理由があります。

阪九フェリー連絡バスの始発が阪神御影駅で

連絡バスは阪神御影駅→阪急御影駅→JR住吉駅→アイランド北口駅→六甲フェリーのりばの順に向かうので、始発駅なら座れるだろうというのがその理由です。

連絡バスは18時25分発のバスに乗りました。

フェリーを利用したのは金曜日で中々の混み具合でバスの座席は、ほぼ埋まりました。

支払いは現金のみで、ICカードは使えません。

しかも1万円札は両替できないので、両替できない人は乗車を断られていました。

乗る人は現金230円をあらかじめ用意しておいてください。

阪急御影駅では、さらにたくさんのお客さんが乗ってきて、もう座れる座席はありません。通勤バスの混雑状態で、次に止まるJR住吉駅では更に人が乗ります。

次の神戸新交通六甲ライナーのアイランド北口駅でも4~5人のお客さんが乗りました。

アイランド北口駅からフェリーターミナルまでなら我慢できなくもない距離ですが、阪急御影駅やJR住吉駅から荷物を持って立ったままの約20分の移動は過酷です。

阪神御影駅から乗ることにして正解でした。

阪九フェリー

後ろに見えるは、大分行きのさんふらわあです。

阪九フェリーに乗る人はとても多かったです、ほとんど満室に近い状態で阪九フェリーの人気の高さを伺えます。

関西と門司には阪九フェリーの他にも名門大洋フェリーが出ていて、計4往復しているのでフェリーがとても人気があるというのがよくわかります。

高速バスよりも快適でホテル代も節約できて、しかも安いときているので乗らない手はないです。

名古屋港からも出てくれないかと思うのですが、紀伊半島を迂回しなければならないから九州方面は宮崎・鹿児島しかないでしょう。(名古屋からでは需要が少なそうです)

お客さんが多くても船内は広々としていて、レストランもお風呂も混雑している時間をずらせば全く問題なく快適に過ごせます。

部屋はデラックスシングルを取れました。

デラックスシングルはシングルベッドの他に洗面台がついていて、浴衣、スリッパ、歯ブラシなどのアメニティグッズが付いています。

他には電気ケトルがあって、ほうじ茶が2つ付いていました。

さすが阪九フェリー、大阪のパナソニック製の電気ケトルでした。

トイレは北九州市に本社があるTOTOでした。(目の付け所がおかしい)

大浴場入口には混雑具合がライトで表示されるので、混んでれば出直します。

21時10分ごろに明石海峡大橋を通過するので、できたらそれまでに両方を済ませたいところ。

レストランは出航前から21時30分まで(日~木曜は9時まで)営業しているので、空いている時間を見つけて行きました。

お風呂も食事も不都合を感じることは、全くありませんでした。

乗船客が多いというのに、ここまで快適に過ごせるフェリーは最高です。

朝ご飯はうどんとベーコンエッグです。

さすが関西から運行されているだけあって、昆布が入っています。

名古屋のきしめんは鰹節が入っていることが多いので、昆布のは言っているうどんは新鮮です。

新門司港に着いたら雨でした、長崎でもないのに・・・

新門司港からは無料バスがでています、乗り遅れたら他の交通手段はタクシーを呼ばないといけないので乗り遅れたら大変ですと言っても時間には余裕があるので安心なのですけど。

無料バスは門司港から門司駅を経て小倉駅まで行きます。

新門司港から門司駅までは20分程かかり、小倉駅までは更に15~20分程度かかります。

それなら門司駅でバスを降りて、その先は鉄道で行った方が早いのではないかと思い、門司駅で降りました。

JR

門司からは、JR九州を利用しました。

1日乗車券があればこそなのですが、これで小倉駅まで向かいます。

9時15分の小倉行き普通列車に乗りました。本当は9時04分の普通列車に乗りたかったのですが間に合いませんでした。

小倉駅に9時22分に着いて、少しでも早く博多駅に向かうために山陽新幹線を使います。

在来線特急を使えば特急券だけで済むのですが、新幹線を使うのでせっかくのJR九州1日乗車券が使えないので、2,160円払って博多駅まで行きました。

新幹線みずほの自由席は1~3号車ですが、一つも空いていないどころか立っている人も大勢いました。

小倉駅を9時36分に出発したみずほ603号で9時51分に博多駅に着くことができました。

博多駅を降りてどこに向かったかと言うと

うちのたまご

「うちのたまご」JR九州が運営している、たまごかけごはんをメインに据えて営業しているたまご直売店であり飲食店です。

たまごごはんを頼む人が多いので、お客さんの回転はとても早いですが、お客さんはひっきりなしに訪れます。

私が訪れたのは午前10時を回っていたので、親子丼の提供が始まっていたので

トマトチーズ親子丼をいただきました。

トマトもチーズもたまごと相性がいいので、最初は意外と思った組み合わせもひとくち食べたら納得の組み合わせでした。

お味噌汁も当然付けました。

愛知県は御存知の通り味噌県です。

ですが味噌県と言っても赤味噌で大豆が主原料の旨味成分たっぷりの赤味噌です。

一方九州は麦が主体の麦味噌で愛知県の味噌汁とは、また別の味でとても美味しかったです。

800系新幹線つばめ

その後は九州新幹線で新鳥栖駅で降りて、長崎本線に乗り換えて鳥栖駅に向かいました。

JR九州の新幹線800系は、かっこよくて大好きです。

丸みを帯びたラインで、白を貴重としているので初代新幹線0系を彷彿とさせます。

おまけに今回乗車した800系は九州新幹線が全線開通した時に増備された車両で、NEW800系と言える進化をしています。

私は今までこのN800系に乗りたかったのですが、なかなかN800系に乗ることができずにいたので大変嬉しかった。

でも2011年の登場から14年の月日が経過しているのでシートはすっかり潰れてしまっていました。

早く取り替えてくださいJR九州さん、まだまだこの先何年も使用する予定なのだから

800系に初めて乗ったときは、柔らかくて優しい包心地

九州新幹線で新鳥栖駅まで利用して、鳥栖駅に向かいます。

鳥栖駅で何を見たかったのかと言うと、この列車でございます。

ななつ星in九州

九州に来る時はいつも晴れで、雨の日に来たのは初めてでしたが、雨の日の「ななつ星」を見られてラッキーでした。

「ななつ星」の知名度ってどれくらいあるのでしょう、九州の人や鉄道ファンなら知っていると思いますが、九州以外の人にどれくらいの知名度があるか疑問です。

私の周りには「ななつ星」のことを知っている人は、ほとんどいません。

九州から遠く離れた愛知県ですし、富裕層で豊かな旅を求める人しか興味がないのかもしれません。

「ななつ星」は世界一の列車だと言うのに残念ですが、豪華客船の名前が知られていないように豪華列車というのも乗らない人にとっては必要のないものですからね。

それでも普段見ることのできないきゅうしゅうの列車の中でも特に見るのが難しい列車なので、見られることができて嬉しいです。

その後、鳥栖駅から「みどり・ハウステンボス」に乗って博多駅に戻りましたが、指定席も自由席も大盛況で座れませんでした。

佐賀-博多間は混むということは知っていましたが、甘く見ていて失敗しました。

博多駅 屋上庭園 つばめの杜

博多駅に戻って雨がふる中、どこを見るのかというと

屋上庭園「つばめの杜」です。

やはりJR九州は、他のJRや大手私鉄と発想が違います、というより水戸岡鋭治さんによるものですが

本来は超モダンな屋上庭園になる予定だったのですが、モダンな屋上庭園でなく、和が詰まった置くお条庭園で良かったです。

神社もあれば、その横に梅の木もあります。

梅は咲き始めでしたが、そこには鳥がやってきていました。

梅が咲いている屋上庭園は今まで見たこともありません、東京駅でも名古屋駅でも大阪駅でもこんな光景は見られません。

無機質な建物で生き物の存在なんてありえないのに博多駅の屋上には、花や木がたくさん生い茂っていて福岡市のど真ん中だと言うのに落ち着いた居心地のいい空間は羨ましい限り!

雨が降っていて閑散としていましたが、晴れていればもっと賑やかなのでしょう。

神社をあとにした帰路に川があって立て看板を見てビックリ

この川にホタルがいるの?と川の中を除いてみるとホタルの幼虫の餌になるカワニナの姿が水の中にありました。

凝っているなぁと思いつつ、もう一つの立て看板も見つけました。

メダカもいるんですね、探したらいました!

春になったらめだかの学校が見られるのでしょうか、見られるんだろうなぁ

と色々散策していると

屋上庭園の中には畑もあるし、田んぼもありました。

田んぼはまだ田植え前どころか、水も張っていない状態だったので、これから準備するのでしょうけれど、畑のさやえんどうはスクスクと育っているようでした。

調べてみたら未就学~小学生が体験で行えるようで、福岡市という都市で農業体験ができるのは、とてもいい企画ですね。

つばめ電車は運休しているようでした、雨のせいかと思いましたが車両メンテナンス中だそうです。

早く子どもたちを乗せて走ってもらいたいものです。

ソニック883系

JR九州の特急列車はどの列車もとてもかっこいいです。

この883系特急ソニックもデビューしてから30年が経っているというのに昨日デビューした特急ですと言っても差し支えないかっこよさで、内部の塗装もメタリックで宇宙船を連想させます。

こういったところも近未来的な乗り物を連想させてくれて、カッコよさが倍増します。

「ひのとり」もメタリックな外装に反して内装は普通の特急列車だったので、ソニックのようにメカメカしさを出しても良かったのにと感じます。

ソニックは本当に外見と中身が合致しているので、デザイン的に優れています。

あとJR九州の特急といえばハットラックです。

飛行機でもないのに収納で荷物を隠してしまう、飛行機同様落下防止措置なのでしょうけれど、これがあるとないでは社内の景観が全く違う。

荷棚の荷物が見えていると猥雑な感じがするけれど、荷物棚が蓋をされてスッキリとしていると清々しい感じがする。

こういった細かい配慮も乗っていて気持ちがいいので、JR九州の特急は大好きです!

大分駅 シティ屋上ひろば

大分駅の屋上ひろばは日本一ではないかと思っています。

といっても屋上ひろばなんて贅沢なものがあるのは、博多駅と大分駅しかありません(私が知らないだけかもしれませんが)

利用している駅の屋上に緑のあふれる広場があったら癒やされます。

ソテツまで植えられているなんて、さすが九州!日本の屋上庭園でソテツが植えられているところなんてあるんでしょうか

もっと本格的に庭園として手入れをしていって、足立美術館を肥えて欲しいです。

夢かなうブンブン堂は残念ながら閉鎖されていました。

雨だったのか冬期のための閉鎖なのかはわかりませんが、ブンブン堂に登って写真を撮ろうと思ったのに残念です。

でも本当に大分シティひろばは、未就学のこどもが安心して遊べるのがとてもいいですね。

なんといっても自動車のことを心配しなくてもいいという点が素晴らしい。

さすが鉄道会社が運営している駅ビルと言ったところでしょう。

大分駅

大分駅は外から見るとレンガ造りで城塞のように見えるのですが

中に入ってみると、あら不思議

和の装いを持っているから不思議です。

支柱は南蛮人がかぶっていた帽子をモチーフにしたものでしょうか、思えばザビエルは大分に来ていますね。

それにしても大分駅の天井は見事です。

駅構内を赤い汽車まで走っているとは、面白い駅ランキングがあれば上位にランクされそうです。

帰りのフェリー

大分駅からは再びソニックを利用して、阪九フェリーの連絡バスが発車する小倉駅に向かいます。

連絡バスは、ひどい混みようで18時40分の発車時刻よりも早くきたのですが、並んだのが遅かったので40分ほど立ったままフェリー乗り場までの移動でした。

立ったまま荷物を持ちながらの移動は大変でした。

フェリーでの部屋はスタンダード洋室という相部屋の部屋でしたが、部屋のグレードアップができないか阪九フェリーのWebサイトで部屋を検索したら

スタンダードシングル(ドライバーズルーム)に空室があったので部屋の変更をしました。

デラックスシングルと比べて洗面がなくて、アメニティが付いていないだけで、デラックスシングル並みに快適に過ごせます。

ただしデラックスシングルよりも部屋数が多い分、人通りも多いので物音に敏感な人は厳しいかもしれません。

プライベート洋室よりもスタンダードシングルの方がいいとは思いますが、スタンダードシングルはトラックドライバーの人が確実に利用しているので、混み具合によってはプライベート洋室のほうが人が少なくて静かなのかもしれません。

阪九フェリーWebサイトよりプライベート洋室

スタンダードシングルは、隣の人のいびきや物音は全く聞こえませんでしたが、プライベート洋室は聞こえちゃうでしょうね。

お客さんのめぐり合わせは運次第ですが、今までフェリーのお客さんで酷い人にはあったことがありません。

高速バスではよく聞く話ですけどね。

朝に明石海峡大橋をくぐるところをデッキで見るはずだったのですが、強風が吹いて雨も降っているので、デッキは立入禁止になっていました。

なので部屋でフェリーが着岸して下船開始が始まるまで大人しくしていました。

船を下船したあと、連絡バスの行き先が3種類ありました。

  • 六甲ライナー アイランド北口駅行き
  • ユニバーサル・スタジオ・ジャパン行き
  • 阪神・阪急御影駅・JR住吉行き

それで阪神御影駅まで出ようとしましたのですが、止まっているバスの順番が、アイランド北口行き、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン行き、阪神・阪急御影駅・JR住吉駅行きの順で並んでいて、阪神御影駅行きは最後尾でした。

しかもアイランド北口行きは、「すぐに出ます」と係員の人がアナウンスしていて

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン行きも乗客がすべて乗るには時間がかかりそうに見えたし、乗りたいバスは更にその後ろなので、まだまだ時間がかかりそうと思い

六甲ライナーに乗って帰ろうと思い、アイランド北口行きに乗りました。

乗り込んですぐに満員状態になったので、すぐ出発となりました。

満員状態でしたが10分ほどで到着したので、そんなに大変ではなかったです。

すぐに神戸港に引き返していったので、神戸港とアイランド北口駅との間はピストン輸送しているんだと思います。

アイランド北口駅で8時58分発の住吉行きの六甲ライナーに乗り、9時05分に住吉駅に着きました。

神戸港に着眼したのが8時30分ですから30分ちょっとで住吉駅に着きました。

住吉駅の一つ前が魚崎駅なので、そこで降りて阪神電鉄を利用しても良かったのかなと思いますが、天王寺に行く用事があったので住吉駅まで六甲ライナーを利用しました。

最後に

今回はフェリーに乗って博多駅に行って、ななつ星を見て、大分駅に行って、小倉駅に戻ってフェリーで返ってくるという、しょーもないお遊びをしたのですが、当たり前ですが高速バスを使うよりもフェリーは楽ということが証明できました。

それどころか新幹線や飛行機で移動するよりもゆとりができて、いい旅ができたのではないかと思える旅でした。

この間、マツコの知らない世界でフェリーの旅を紹介されていた吉澤慶子さんという方がいましたが、その方の言われていることは正しいなと思うような旅ができました。

また近い内にフェリーで旅をしたいと思っています。

おしまい

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