市田柿を購入しに行くお話
柿のお話
日本では北海道以外に住んでいる人ならば柿というのは見慣れた風景です
柿が赤くなれば医者が青くなると言う、ことわざもありますし
柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺と言う、正岡子規の俳句もよく知られています。
それだけ日本人にとって身近な果物が柿なので柿を好きな人は多いのだけれど、よく食べられるのは富有柿や次郎柿のような甘柿で、干し柿などは値段が高いので早々需要がないと思います。
正岡子規の食べた柿も甘柿なのかなと思いますが、渋柿の可能性もありますが、干し柿だった可能性は相当低いように感じます。
まぁ柿の話です、私の住んでいる愛知県は隣県に岐阜県があって、岐阜県は割と柿の生産が盛んです。
岐阜県は甘柿の富有柿の発祥地として知られていて、全国でも有数の生産地で私もよく買いに行かされます。
実際には農園に買いに行くことはないのですが、岐阜にはシーズンに多いときで2回ほど買いに走ります。
この道の駅は普段は物静かな道の駅なのですが、こと柿のシーズンになると開店前から駐車場に車が多く止まっていて、多くの人が開店待ちをしている道の駅です。
渋柿も甘柿も売っているのですが、やっぱり牡蠣を求めてやってくるのは年配の人が多いですね。
岐阜の柿もいいのですが、干し柿って甘みが強くて甘いものが苦手な人手好きな人はいるのでしょうか?
私は岐阜の渋柿の蜂屋柿は、干し柿にするとものすごく甘くて苦手です。
砂糖を食べているのではないかと思うくらい甘いです。
それでもたまに食べたくなるんですよね。
甘柿はものにもよりますが、みずみずしいのでほんのり甘いところがいいのですが、干し柿は甘さのインパクトが桁違いです。
ですが程よい甘さの干し柿もあります。
バランスの取れた市田柿
干し柿というのは、そりゃもうめちゃくちゃ甘くて、私は1個食べれば、その甘さに満足してしまって、2個目に手を出すなんてことは、ありえません。
甘い干し柿が好きな人にとっては何個でも食べられるかもしれませんが、多くても2個くらいにとどめておいたほうがkal的にもいいようです。
ですが市田柿は甘さが後を引くことなく食べられる干し柿なので、2個なんてあっさり食べられるので、恐ろしい干し柿です。
市田柿を食べるときはkalの過剰摂取に注意しましょう!
干し柿は手間ひまがかかる分、当然値段が高くなりますが、甘柿とはまた別の美味しさは手間暇が詰まっている証で格別です。
しかも高級品になるとそりゃもうビックリする値段です。
干し柿の表面に柿霜と呼ばれる、干し柿を干して乾燥させる過程で濃縮された糖分が柿表面で結晶化しているので白くなるのですから美しい。
目で姿形を楽しんで、口で味を楽しむ!日本人が好きになるはずです。
市田柿のミルフィーユなんて商品もあるくらい、市田柿の間にバターが挟んであるのでバターと市田柿がマリアージュしていてとても美味しいです。
ですが、市田柿は南信州ブランド柿で加工に手間がかかるので、値段はもうプレミアム!
そんな高級干し柿をホイホイ買える財力はありません。
でも、しかし、もっと食べたい!
どうすれば市田柿を安価でたくさん食べられるか?
家で干し柿を作ればいいんじゃね!と思い立ちました。
岐阜で渋柿を買って干し柿を作っている実績があるので、市田柿の生柿を購入して来て家で干し柿を作れば、プロトまではいかなくても好みの干し柿ができるじゃん
と考えて、市田柿の産地を調べた所、南信州の飯田市と下伊那郡でしたので、その周辺に行けば市田柿の生柿が入手できる!
幸い名古屋から近いので行ってみようと思い、ここ数年足繁く通うようになりました。
市田柿購入への道のり
道のりは中央道を使っていく、至って普通の経路です、土岐インター付近で渋滞していて時間が少しかかりました。
それに買いに行ったのが2日の日だったので天候は
台風から変わった温帯低気圧の影響で土砂降り!それでも人は多かったです。
駒ヶ根サービスエリアで早い時間帯に駒ヶ根名物ソースカツ丼を頂きました。
私は駒ヶ根のソースカツ丼が好きです、長野の駒ヶ根まで来るとソースカツ丼か蕎麦かで悩みますが、高い確率でソースカツ丼を選びます。
福井県のヨーロッパ軒のソースカツ丼も美味しいのですが、私は駒ヶ根のソースカツ丼の方が好きです。
明治亭の営業時間ではなかったので食べられなかったのは残念ですが、ソースカツ丼は好物です。
一応愛知県民で味噌県なので味噌カツも好きなのですが、ソースか味噌かと言われたらソースを選択します、味噌も美味しいんですよ!味噌も!!
駒ヶ根ICを降りたら産直市場のカッパふれあいセンターへ行きました。
豪雨です!
ここの産直市場で手に入れたのは
駒ヶ根サービスエリアよりお得な値段で売られていた牛乳パンを購入、美味しくいただきました。
野菜も色々売られていて、店の大きさの割に(失礼)お客さんの来訪が多くて人気の店なんだなと思いました。
それと色々なきのこが売られていて、さすが長野キノコ王国!と感じました。
クロカワというなのきのこが売られていて、見かけで判断して買うのをためらうきのこでしたが、家に帰って調べてみると買って来ればよかったと後悔しました。
う~ん、判断に困るから食感とか味とか書いてあったら買ってきたのにと思うのだけれど、結局は私の勇気が足らなかったということです、ハハハ
次に向かったのは
道の駅 田切の里
まだまだ、豪雨です
ここでは、言い方が悪いのですが、あまり興味を引くものが見られませんでした。
でも私には興味がなくても見る目のあるお客さんは多くて、とても賑わっている道の駅でした。
栗ソフトクリームを頂きましたが、なかなか捻じれの多いソフトクリームで満足させてもらいました。
さて本命の柿を買いに行きましょう
写真を撮り忘れたので写真はありませんが、
JAの直売所もなりんで「市田柿」を購入しました。
カーゴ上段に5kgが2袋と下段に5kgが1袋あります。
あとは家に帰って、干し柿を作りました。
今は干されて
こんな感じになっています。
2~3週間もすれば食べられるのですが、今からそれが待ち遠しいです。
市田柿の完成
できました。干してから2週間経って完成いたしました。
市田柿!美味しゅうございます。
味は、とても美味しいです。
プロの農家の方が作ったものと食べ比べても負けないくらい美味しいです。
外観は圧倒的にプロが作ったもののほうが上ですが
それを上回るコストの安さ!
自分で買いに行って、作っているのでコスト面で安いとは言えないのですが
市田柿(生柿)を買いに行って加工して作ったという充実感!は、何者にも代えがたい!!
冬に干し柿を作れる環境にある人はネットなどで作り方を見て作ってみてはいかがでしょう
おしまい