九州の観光資源の一つを作った人

水戸岡鋭治という人
水戸岡鋭治という人は一工業デザイナーですが、今では全国にその名を知られています。
全国での知名度よりも九州の知名度は遥かに高いでしょう。
JR九州が新しい列車を出すたびに名前が登場していたし、水戸岡さん本人も顔出しで登場していたので知っている人が多いと思います。
鉄道業界内で一番の知名度を誇るのはJR東日本やJR東海の社長でも会長でもなく水戸岡さんがいちばん有名な鉄道関係者です。
有名だから何なんだと言われればそれまでですが、水戸岡さんがJR九州の鉄道デザインをしていなければ、九州に旅行に行きたいと思うことはなかったです。
私が住んでいる愛知県ではJR九州の情報なんて、まず入ってきません。
それでも水戸岡さんのデザインした鉄道車両が大変に魅力があるので、メディアに取り上げられて私の耳に入ったというわけです。
水戸岡さんのデザインは賛否両論ある
水戸岡さんのデザインは、水戸岡デザインと呼ばれて賛否両論あります。
でも結局批難するだけで、なにが悪いのか聞こえてきません。
100人中100人に好かれるものなんてことは、とても難しいです。
でも水戸岡さんのデザインした列車は次々と登場してきました。
多くの人に支持を受けているからこれだけの列車を生み出している。
賛否両論と言われても圧倒的に賛の声の方が強い!否の人は1%もいるのでしょうか
評価が高いから特集も組まれるし、知名度も上がる。
JR九州を知ってから私の中のJR九州のイメージは、どんどん良くなっていきました。
ですが、最近は保守的になったのか西九州新幹線のデザインが最初見た時は、東海道新幹線の白をベースにした青に対して白をベースにした赤を用いていて、カッコいい!

やはり、新幹線は白をベースにした車両だよと思っていたのですが
この新幹線のデザインを見た時にどうしてこれを採用しなかったのと、ものすごく残念な気持ちになりました。

視認性が悪いからと鉄道車両には敬遠される黒色ですが、新幹線なら踏切を通るわけでもないので、是非採用してもらいたかったのですが
やはり奇抜と受け取られたのでしょうか、残念ながら採用されず。
赤色の新幹線もいいですね、JR九州のコーポレートカラーだし、オランダのオレンジに近い赤なので、長崎とオランダの関係をイメージできます。
黒色も赤色も最初は誰もがビックリしそうですが、人はすぐ慣れちゃうから、インパクトがあったほうが面白かったのにと残念です。
JR九州も最近は安定してきて、守りに入った普通の会社になってしまったのかなと残念に感じます。
36ぷらす3は新幹線や一般車両ではなく1編成しかないので、色にブラックを採用していますが、新幹線で色にブラックを使用していたらセンセーショナルに受け取られ、佐賀にフル規格の新幹線を通そうという雰囲気も生まれたかもしれま・・・せんね。

JR九州
J水戸岡鋭治さんを見出したのはJR九州初代社長の石井幸孝さんですが
JR東日本やJR東海の社長が水戸岡さんを見出していたら水戸岡さんももっと早く有名になったのではないかというと、それは大きな間違いかもしれません。
JR東日本という、よほどの間違いをしでかさなければ傾かないような、大きなJRが水戸岡さんのデザインを受け入れるとは思えないし、必要ありません。
JR東日本やJR東海が必要とするのは、ダイヤ通りに人を送り届けるだけで十分なのです、人口も多いので鉄道はウハウハです。
山手線内は地下鉄以外、私鉄が乗り入れていないのでJR東日本の寡占状態。
ライバルがいないので、どれだけ効率的に人を運べるかが売上を増やすカギです。
ですがJR九州は、そうはいきません。
マイカーや高速バス、果ては飛行機までが強敵として立ち塞がります。
九州内の車での移動は高速道路網の充実で九州各都市へのアクセスは快適です。
普通の鉄道車両では、刃が立ちません!
そこで水戸岡デザインの車両が投入されているのです。
JR九州の石井社長の慧眼により、水戸岡さんが見出されたことにより特別な列車がつくられたからこそ、鉄道以外の交通手段に対峙することができるのです。
JR東日本やJR東海にはJR九州に比べると鉄道車両にそこまで凝る必要はありません。
だからJR九州の列車はおもしろい!
しかもお客さんを喜ばせる方向に進化しているから、乗りに行きたくなる。
私の場合は、九州に行くのは以下の通りの順番になっています。
- 鉄道
- 観光
- 食事
- 温泉
それだけJR九州が水戸岡さんを使って生み出してくれている列車は、本当に楽しい。
特急列車もD&S列車もどれも素晴らしい。
或る列車はまだ乗れていないのですが、近いうちに乗ります。多分、九州旅行して或る列車乗るのは、日程の調整が大変なのとお金の捻出が大変ですね。

ななつ星in九州は夢のまた夢と行ったところでしょうか

水戸岡さんのデザインしたJR九州の列車は、九州観光の目的の一つになりました。
鉄道車両が観光の目的になんて、そんなバカなと思う人もいるとは思いますが
今現在日本中に観光列車が走っているのは、JR九州が水戸岡さんにデザインしてもらった数カスの列車が発端ですので、観光列車の旅をされて良かったと思われた方は
観光列車の総本山とも言うべきJR九州のある九州へ行くことをオススメします
おしまい