大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」

久しぶりに大河ドラマを見ている
今まで見てきた大河ドラマ
大河ドラマを毎週見るのは何年ぶりだろうか
2022年の「鎌倉殿の13人」以来なので3年ぶりになる。
それ以前になると、相当前になってしまう。
1年間完走した大河ドラマは「毛利元就」で、なんと1997年まで遡ることになってしまう。
最近の大河ドラマは視聴率のことをとやかく言われることは減ってきたが、だが視聴率云々言われることは多い。
やっぱり大河ドラマは戦国モノでないと視聴者が見ない!とよく言われるけれど。
遠の昔に多種多様の時代に入っていて、テレビ以外の選択肢がたくさんあるのだから視聴率なんて下がって当たり前という考えです。
なので過去最低視聴率なんて言われても誰もピンとこない!
それに私が戦国者でも見なくなった理由は、もう自分の中に戦国武将のイメージができていて、大河ドラマで行き過ぎた演出をされると自分の歴史観と違ってきて、視聴する気が失せてしまう。
歴史上の水戸黄門と時代劇の水戸黄門では史実と全く違い、歴史上の水戸光圀は水戸から江戸くらいまでしか旅していないのに、時代劇では全国行脚
そういったものが許せる人なら最近の大河ドラマを視聴できるかもしれませんが、私にはちょっと無理です。
知恵が付きすぎてしまって、大河ドラマを見ていると有り得ないだろうと思ってしまう。
少しくらいの脚色ならいいのですが、主人公が万能すぎる!
特に家康が贔屓されすぎている感じがします。
織田がつき 羽柴がこねし天下餅 座りしままに食うは徳川」確かに家康には餅を食べられるだけの度量がありましたが、それは信長、秀吉を見た経験から来たものなのに
最初から備わっていたような描写がなんとも言えません。
最初から備わっていたら信長からも秀吉からも睨まれていたでしょう。

べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~は新鮮
その点「べらぼう」は、新鮮な気持ちで見ることができます。
蔦屋重三郎は、戦国武将や幕末の志士などと比べて露出が少ない。
私は全く知らない人でした。
結構脚色されている部分もあるようですが、町人ですから戦国武将などに比べると証拠が少ない。
「鎌倉殿の13人」のように資料が少ないので、脚本家の先生がいかようにも料理してしまう。
この江戸時代後期の文化に焦点を当てたこの作品は、今までのドラマであまり見たことがない時代なので、知らないことが多くて、戦国者の国盗りをするわけでもない。
江戸の日常を描いているのですが、なぜだか毎週見てしまいます。
それは蔦屋重三郎が、とても魅力のある人物で「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で今後江戸時代のメディア王に上り詰めていく姿を見られると思うと
次の週が来るのが楽しみでありません。
