私のうつ病は寛解したのかなぁ

序文
私はうつ病と診断されて2年近く経ちます。
その間、色々あったことを書き残しておこうと思い書き始めました。
世の中にうつ病の人は数多くいます。
ネットや本で発信している人の文を読ましてもらっていると、自分はまだ軽い方なのかなと思ったりします。
それなりに苦しんだので、とりあえず書き留めようと思った次第です。
うつ病になった経緯
私は自分で言うのもなんですが、生真面目で責任感の強い人です。
仕事によるストレスでメンタルに不調をきたしました。
仕事に優先順位をつけようにも回ってくる仕事は期限がギリギリのものばかりで、この仕事が終わったら次の仕事、その次はと必死に仕事をこなしていました。
そのうちに夜眠れなくなって睡眠不足になり、食欲がわかないので食欲不振になって思考力・判断力が低下していきました。
考えていたことは仕事をしなければいけないということだけでした。
上司にも相談をしたのですが、私は人前で明るく振る舞っていたせいで深刻な相談と受け取られていなかったようでした。
産業医にも自分がうつ病ではないかと相談したのだけれど
「うつ病なんてそんなに簡単になりませんよ」
と言われてしまい、うつ病は簡単にならないんだと思い心療内科・精神科には行かずに体が不調になると内科に行っていました。
でも体の不調は収まらなくて、特に胃腸の腸のほうが意味不明の痛みが出て倦怠感が続くので、度々内科に通っていたときに内科の先生が
「一度心療内科に行ってみたら」
と言ってくれたのですが、うつ病と言われるのが怖かったのか、うつ病と言われたくなかったのか、心療内科に行く気になりませんでした。
でもこのときにはうつ病になっていたのでしょう。
内科に行ったあとに車で片道50kmの所に言った帰りに前の車がブレーキを踏んだのに気付きませんでした。
私の車は、ホンダセンシングを搭載していたのでブレーキが掛かって衝突を回避できたのですが、流石にこの時は肝を冷やしました。

このときに自分の集中力の低下を認めて「これはもうだめだ」と心療内科に行くことを決意しました。
心療内科で診察を受けて、心療内科の先生と2,3会話をしたら、あっさり
「うつ病ですね」
と言われてしまいました。
「そんな簡単にわかるんですか」
と訪ねたら
「うつ病患者特有の話し方をしています」
と言われて、そうなんだと納得してしまいました。
うつ病で思考力が低下していて、よく考えられなかったのでしょうか、病気ですよと言われて、それを認知できたことにホッとしたのか素直に受け入れられました。
内科医の先生からは仕事の休職を進められました。
先生の一言で休んでもいいんだと思えたので休職することができました。
あのままだったら無理に会社に通って大きな失敗をするか、通勤途中で事故を起こしていたかもしれないし、近い内に倒れてしまったかもしれません。
週明けに会社に診断書を持っていって、休職を願い出て休職に入りました。

初期症状
私の主なうつ症状は以上のようなものでした。
- 気分が落ち込む
- 興味・喜びがなくなる
- 意欲・集中力の低下
- 不安・焦燥感
- 睡眠障害
- 食欲の減少
- 易疲労感・倦怠感
- 体の痛みや不調
- 口数が減る
- 動作が遅くなる
うつ病の診断を受けて休養に入ったのですが、休みに入ったからといってすぐに治るわけではありません。
幸いなことに寝ることはできました。
と言っても寝付きは悪くてなかなか寝られないし
睡眠途中で中途覚醒して夜中に目を覚ましてしまう
夜中に起きてもそこから寝られなくなってしまうことを繰り返しました。

心療内科に通う
心療内科には毎週通って診断を受けていました。
寝られないので薬を処方してもらったり、その薬を飲むと寝すぎてしまうので飲むのをやめたり、色々と試行錯誤していました。
そうするうちに安定する薬の種類と分量が分かったので、今はその薬と分量でそれを継続しています。

キャンプに行く
家の近くに無料のキャンプ場があって、そこにずっと通っていました。
病気休養を始めたのが10月だったので、日光を浴びて暑くなったらタープの中に避難することを繰り返していました。
日光に当たるとうつ病に効果があるとされる
幸せホルモンのセロトニンが分泌を促進させるので良いとされます。
セロトニンは気分を安定させて精神的な効果をもたらす効果があります。
もう一つ日光に当たると体内時計をリセットし、体のリズムを整える上で非常に重要です。
当然ですが体内時計をリセットするのは朝が効果的です、遅くとも10時までに浴びるのがおすすめです。
なので私は午前9時くらいには無料キャンプ場に行っていました。

10~15分日光に浴びるだけでOKなので、無理のない範囲内でやってみるといいと思います。
キャンプ場に行けない時は、家の近くを散歩していました。
もちろん動けないときもあったので、その時は大人しくしていました、無理することが一番良くないです。
ですが、数カ月日光を浴びたところで回復する手応えは、ありません。
これも継続することに意味があります。
劇的に変化するなら日光に浴びてそれでおしまいになるのですが
時間をかけて壊れた体を治すのには、それ相応の時間がかかります。
旅行に行く
生活リズムが安定してきて、昼夜逆転することも減ってきた頃に親が
「どこかに旅行に行ってリフレッシュして来い」
と言い出しました。
こちらとしては、まだ旅行なんて行きたくないと思っていたのですが、うつ病で思考力も落ちていたのでしょう
「じゃあ、行ってくる」
と一人旅の計画を立てたのですが、考えがなかなかまとまりません。
今となれば、うつ病で頭が回らないとすぐに思い当たりますが、この頃は旅行にいけと言われたことを必死に遂行しようと回らない頭をなんとか使って計画を立てました。
愛知県から大阪に行って、大阪からフェリーに乗って大分に行って、大分駅から延岡駅まで特急で行き延岡駅からレンタカーで高千穂峡・高千穂神社に行って延岡駅に戻ってきて、延岡駅から宮崎駅まで行ってホテルに宿泊
次の日は宮崎駅から青島駅まで行って青島神社に行って、宮崎駅まで戻ってきて特急に乗って大分まで戻り、大分から山口まで行って親戚の家に止めてもらい、翌日に帰るという無茶苦茶なスケジュール
でもうつ病治療の初期や中期に旅行に行くなんて、とんでもなく無謀なことです。
使用した交通機関のフェリーや列車の中では、移動でくたくたになって動けません。
フェリーやホテルではバタンキューで、本来なら楽しいはずが全く楽しくないし、記憶も全然残っていません。
家に帰ってきてからしばらく寝込みました。
気分転換に旅行に行くというのは、健常者から考えれば当然のことですが
うつ病患者にとっては、病状を悪化させることにしかなりません。
軽い気分転換ならいいのかもしれませんが、本格的な旅行は✗です。
良かれと思って取った行動ですが、無知がする行為は恐ろしいです。

就労移行事業所に行く
休職してから6ヶ月が経ちました。
生活リズムが安定して、昼夜逆転すること無く生活しているというのに症状はあまり回復しません。
心療内科の先生から
「就労移行事業所に行きませんか」
と言われました。
就労移行事業所ってなに?
🏢 就労移行支援事業所の概要
1. 目的
一般企業への就職を希望する障害のある方に対して、就職に必要な知識やスキル、職業能力の向上のための訓練を提供し、最終的に就職と職場への定着を支援することです。
2. 対象者
以下の3つの条件をすべて満たす方が対象となります。
- 年齢: 利用開始時点で18歳以上65歳未満であること。
- 障害・難病: 身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、または難病(障害者総合支援法の対象疾病)のある方。
- 障害者手帳がなくても、医師の診断書や自治体の判断によって利用できる場合があります。
- 就労意欲: 一般企業での就労を希望していること。
3. 利用期間
原則として**最大2年間(24ヶ月)**です。 この期間内に集中的に訓練を行い、就職を目指します。ただし、就職後の定着支援期間は、この2年間には含まれません。
4. 費用
前年度の世帯収入(本人と配偶者のみが対象)によって決まりますが、約9割の利用者は無料でサービスを受けています(生活保護世帯や市町村民税非課税世帯など)。
*細かいことは各自治体で異なるので多少の違いがあると思います。
就労移行事業所でやっていること
これは私が行っている就労支援事業所の話なので各事業所で違いはあると思いますが、私の行っている事業所のことをお話します。
- 通所時間は10時から15時までの5時間、昼休憩の1時間を含みます
- 通所日は月曜~金曜までで祝日も通所
- 月曜と水曜日は生活カリキュラム
- 火曜日は職業カリキュラム
- 木曜日はパソコンカリキュラム
- 金曜日は体力カリキュラム
- 午後は個人ワーク
- 掃除は14時45分から

第1目的は就労支援事業所に通うことで1日の生活リズムを安定させること
無理な通所は強要されません、体調不良等の場合は当たり前ですが休んでも構いません。
気分が悪くなったら早退できます。
自分の体調に合わせて生活リズムを整えることができます。
朝起きられなくて来るのに苦労している人がいたり、調子が悪くなる人など様々な人がいます。
就労支援事業所では人と比べることをしないようにと言われますが、体調がなかなか整わない人は大変だなと思ってしまいます。
私は体調が悪くても就労支援事業所のカリキュラムくらいなら少し我慢するくらいで通えたので休むことはありませんでした。
カリキュラム内容は以下の4つで
- 生活
- 職業
- PC(パソコン)
- 体力
生活カリキュラムでは物事の考え方、生活リズムの大切さ、バランスの取れた食事のこと、精神疾患に効果のあるホルモンの話など生活面に役立つことを教えてくれます。
職業カリキュラムはビジネスマナー、敬語丁寧語、メラビアンの法則、リフレーミングなど復職したときに役立つことを教えてくれます。
PCカリキュラムはWord・Excel・PowerPointの基礎や応用を教えてくれます。
体力カリキュラムは近くの公園まで往復5kmを歩いたり、雨天や気温が高いときなどは室内でストレッチをします。
午後の個人ワークは、資格勉強、読書、求人情報の検索、など各個人が目的を持って行動します。
私にとってカリキュラム自体は難しいものではなく、すんなり受け入れられるものでしたし、生活カリキュラムで習ったホルモンの話から私はホルモンに興味を持って
幸せホルモンのセロトニン・ドーパミン・オキシトシンのことを詳しく調べて、朝食に納豆を食べたり、朝起きたら日光に浴びる、乳製品を取るなどの行為をするようになったので役立つことも多かったです。
そうそう、私はカリキュラムを受けて自己肯定感がとても低いことを認識したので日記をつけるようになったのも就労支援事業所に行ってからです。
それまでも日記をつけていたのですが、3日と持たなかったのですが就労支援事業所に通うようになってから日記がつけられるようになりました。
と言っても毎日ではなく飛び飛びにつけていることもあるのですが、つけ忘れること無く続いています。
私が就労支援事業所に通って一番思わされたことはいいことは続けること、継続することが大事だということです。

ブレインフォグが消えた
うつ病では、脳内の神経伝達物質の不均衡が原因で思考力や集中力が低下し、ブレインフォグと言われる症状が現れます。
今思うと私はうつ病と診断される前からブレインフォグの症状が出ていて、「頭に霧がかかったような」状態で思考力が低下していました。

ですが就労支援事業所に通い始めて1年になろうとしたくらいに数日だけブレインフォグが晴れて、清々しい気持ちになったのですが
数日もしたらまた霧がかかったようなブレインフォグ状態になって、がっかりしました。
でも諦めずに就労支援事業所に゙毎日通い、土日も規則正しい生活をして、栄養ある食事を摂る暮らしを続けた結果
ブレインフォグ状態になる日にちが減っていきました。
冬の終わりから春先にかけて「三寒四温」寒い日が3日ほど続いた後、比較的暖かい日が4日ほど続き、それが繰り返される天候を指す言葉のようにだんだんブレインフォグ状態になる日にちが減っていき
ついにはゼロになりました。

ですが易疲労感は依然として残っていて、オーバーワークなウォーキング・筋トレをしたりすると反動でダウンしてしまうのですが
それも事前に察知できるようになって、線引をできるようになり、ダウンする前に対処できるようになりました。
以前は、どうしたらダウンするか分からず気がついたら寝込んでしまう状態まで行っていたのでこれは大きな進歩でした。
まだ朝早くに起きることができないので困っていますが、なんとかなると思って頑張っています。
朝6時に起きようとして、前日の22時に寝るのですが
朝6時に起きられる日もあれば、7時まで寝てしまうこともザラです。
うつ病になった頃は、寝られなくて困っていたのに今は6~9時間寝てしまう
不思議なものです。
やっと就職活動に入れるようになったので
就職を決めて就労移行事業所を早く卒業するのが今の目標です。







